言語聴覚士とは?

資格の概要

言語聴覚士は、難聴や失語症などの言語学に関する障害がある人に対し、その機能を回復するためのリハビリテーションを行っていくための資格です。

国家資格として位置づけられており、資格を取得することにより業務独占ができるようになっています。

リハビリテーションを担当する仕事としては他に理学療法士や作業療法士などがありますが、言語聴覚士もその中の一つとして、チームとして患者さんの回復を目指していきます。

言語学に関する障害は難聴や失語症の他、発音障害や吃音、言語発達遅滞といったようなものなどです。

先天的に言葉を発したり覚えたりするということが苦手という子供もいますし、後天的な病気やケガによって脳に損傷を受けることにより、言語をうまく発声できなくなるということもあります。

言語聴覚士はそうした言葉に関する医学的知識をもとに、どういった回復方法をとっていくことが本人にとって望ましいかということを考えて提案していきます。

取得によって得られる知識

言語聴覚士として資格を取得するためには、まず所定の受験資格を満たす必要があります。

受験資格を満たすためにはいくつかの方法がありますが、最も多いのは高等学校卒業後に医療系専門学校で言語聴覚士養成課程を受講するという方法です。

養成課程のある学校は全国にあり、文部科学大臣指定の学校および厚生労働大臣指定の養成学校となっています。

受講期間は最短で3年間ですが、福祉系大学で4年生課程としてカリキュラムが設定されていることもあるでしょう。

または福祉系大学において医学や心理学、言語学系統を履修していることによって受験資格とすることもできるので、詳しくは公式サイトで確認するか、もしくは試験事務局に問い合わせてみてください。

試験科目となっているのは基礎医学や臨床医学、臨床歯科学、音声・言語・聴覚医学といった複数の科目であり、毎年の合格率は60~70%程度にとどまっています。

かなり難易度の高い資格試験であることから、取得のために試験対策の通信教育や専門学校を利用する人も多くいます。

活用方法

言語聴覚士としての主な勤務先としては、病院やリハビリテーションセンターがあります。
または障害者施設からもかなり求人件数が高いので、幅広く技能を活かした仕事をしていくことができるでしょう。

病気などによりコミュニケーションが困難になっているという人以外にも、発音や発声が十分ではなくコンプレックスがある人に対しても、カウンセリングをしながら改善を目指していくということも業務になってきます。

言語学の専門家であることから、カウンセラーとして勤務をする人が取得する例も多く見られます。

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