介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)

仕事内容

ホームヘルパーは、要介護者の日常生活を介助する身体介助と、身の回りの世話をする生活介助と、相談やアドバイスなどを行う3つの分類の仕事をします。
これらは介護施設に入居している要介護者を手伝うこともありますし、デイケアなど在宅でケアする場合もあり、働き方により違いがあります。

身体介助は要介護者の生活を支援するものであり、トイレの世話や食事をさせたり、着替えを手伝う入浴を手伝うなどのことがあります。
また薬を処方されていればそれを飲ませたり、自分で動けなければベッドで寝返りをさせたりします。
このように要介護者の世話をしますが、それ以外にも歯磨きや洗髪やひげそりに爪の手入れなど、身体のケアもしてあげます。

生活介助では身の回りの世話をします。
トイレやキッチンの清掃や片付け、食事を作ってあげたり、服を洗濯したり買い物を代わりにしてあげたりします。
このような生活の支援をするのが生活介助です。
また要介護者や家族の相談に乗ったりアドバイスも行います。
仕事ではこのようなことを行いますが、それは要介護者の希望などを聞きながら行っていくこととなるのです。

ヘルパーとしては女性が多いですが、最近では男性のヘルパーも増えてきています。
特に要介護者を持ち上げて移動させたりするには力がいりますので、このような現場では男性が適している場合もあるのです。
そして今後も男性のヘルパーは増えていくでしょう。

資格取得方法

資格は試験などを受ける必要はなく、ホームヘルパー2級の講座を受講すれば資格が得られ、16歳以上の方なら誰でも受講できます。
受講内容は、講習が58時間、実技が42時間、実習が30時間受講すれば、終了と同時に資格が得られます。
さほど受講時間は長くないので、短いと1ヶ月長くても半年もあれば資格は取得できます。
試験がないので、受講さえして終了すればよいので、誰でも取得できる資格です。

講習では、実技で実際にベッドなどで介護の仕方を実習していきます。
そして資格を取得後は、実際に介護現場で働きながら、経験やスキルを磨いていくこととなります。
ホームヘルパー2級の資格では試験はないですが、講習終了後にペーパーテストがあります。
しかし合格できるような内容のテストなので、さほど心配する必要はありません。

受講するとなると、専門学校やスクールなどに通うこととなりますが、ハローワークで受講すると補助費用が出ますので、受講費用は安くなります。
民間のスクールなら、場所によっては資格取得後に仕事を斡旋してくれるところもあります。
学校に通って資格取得する方法もありますが、通う時間がないなら通信講座で受講するという方法もあります。

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