介護福祉士

仕事内容

介護福祉士は、日常生活を行うのが困難な高齢者や障害者の生活を手助けするのが仕事であり、食事やトイレや入浴の手伝い、部屋の掃除や買い物代行、要介護者や家族の相談に乗ったりアドバイスをしたりします。
介護福祉士もホームヘルパーも同様に介助をするのが仕事ですが、ホームヘルパーは民間機関の認定資格であり、介護福祉士は国家資格です。
そのために、キャリアアップで介護福祉士を目指す方も多いです。

資格取得でもホームヘルパーよりも取得は難しく、取得までには長い年月がかかります。
しかしその分給与面などではホームヘルパーよりも有利になっていることが多く、この面を見ても、この資格を取得しておいて損は無いでしょう。
介護をする人達の名称は様々ですが、介護福祉士はその資格を取得した人しか名乗れません。

具体的な仕事内容はホームヘルパーと変わりなく、食事やトイレなどの身の回りの世話、食事と作ったり選択や掃除、整理整頓などをしたり、相談やアドバイスをしたりします。
またその他にも、要介護者は孤立する場合が多いので、そのような事がないように近隣の方と円滑な関係が出来るよう支援もします。

資格取得方法

介護福祉士は国家資格であるために、国家試験に合格しないと資格は得られません。
資格取得には2つの方法がありました。
介護福祉の養成施設を卒業して取得する方法、もしくは国家試験を受けて取得する方法です。
国家試験を受けるなら、介護の実務経験が3年以上ないと受験資格は得られません。
ただし2015年以降は養成施設を卒業しても、その後国家試験を受験しないと資格は得られなくなりました。
そのために最終的の国家試験を合格して、はじめて資格取得となります。

養成施設なら2年以上の施設か、保育士なら1年の施設を卒業すると、その後国家試験を受験できます。
養成施設に行くなら、日中に通って卒業するという方法もありますが、夜間の学校もあるので、昼間働いている人でもそのような所に通い資格を取得することが可能です。
昼間介護施設で働きながら通って資格取得することも出来ます。
夜間学校だと金銭面で少し安くなりますが、日中の学校は2年間通うのに対し、夜間学校だと3年間通わなければならず、その分資格取得までの時間は長くなります。
国家試験を直接受けるなら、介護の実務経験が3年以上ないと受験は出来ません。

介護福祉士は平成23年で81万人ほどの人がいますが、これでも介護業界では人で不足です。
介護の仕事はきつい割には待遇が低いので、その問題があり、早急な改善が求められます。
また今後は高齢化社会となり、高齢者は日本ではますます増えていくこととなりますので、これから介護業界で働くなら、職に困ることはないでしょう。

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