仕事内容
ホームヘルパー1級もホームヘルパー2級と同じような仕事をします。
身体介助や生活介助や相談やアドバイスが仕事となり、要介護者の身の回りの世話をしたり、相談に乗ったりアドバイスをしたりします。
このような仕事なので、トイレに行かせたり、食事を作って食べさせたり、部屋の掃除をしたり、買い物に行ってあげたりと仕事内容は豊富です。
ホームヘルパー2級と大きな違いは、2級は介護の現場で働くのに初級の資格であるのに対し、ホームヘルパー1級はさらに豊富な知識やスキルが要求され、そのために仕事も要介護者の世話をするだけでなく、ヘルパーの介護計画を立てたり、ヘルパーたちのマネージメントを行ったりでき、主任として働くこともできます。
責任者としての立場で働きたいなら、是非とも1級を取得するべきです。
またホームヘルパー1級は、正社員として雇われるケースも多く、そのために2級と比べると給与も高い場合が多いです。
もしもホームヘルパーの資格を目指すなら、まずは初歩的な2級から取得して、さらにキャリアアップなどを目指して1級を取得するとよいでしょう。
資格取得方法
ホームヘルパー1級の資格を取得するには、2級よりも多くの講習を受けなければなりません。
研修期間は合計で230時間となっており、講義が84時間、実習は84時間、演習が62時間となります。
未経験者でも受講できますが、2017年からは制度が変わります。
資格取得には実務経験を3年以上積んでいないといけませんが、2017年からは実務者研修も修了していないと受講資格は得られません。
実務者研修は50時間ぐらいの医療ケアの講義であり、これを受講するれば実務者研修修了となります。
これは通信講座でも受講することができるので、学校へ通うのが難しい方でも受講できます。
このようにして実務者研修を修了し、実務経験を3年以上積めばホームヘルパー1級の養成講座を受講でき、これを受講すれば資格が得られます。
ただし2級と違い受講条件がいくつかありますので、資格取得までにはそれなりのお金はかかります。
制度変更
今まではホームヘルパー1級2級という名称で扱われてきた資格ですが、平成25年4月には法改正され、ホームヘルパー2級は介護職員初任者研修、ホームヘルパー1級は実務者研修という新しい名称の資格に移行しています。
これにより、今までは未経験でもホームヘルパーの何級でもすぐに取得できましたが、これからは2級にあたる介護職員初任者研修の資格を取得し、その後1級にあたる実務研修者の資格を取得することで、さらに介護福祉士などの資格が取得できるようになり、資格取得の道筋が1本にまとめられたのです。