仕事内容
この資格の仕事は、高齢者や障害者が、日常で安心して暮らせる住まいを提案するのが仕事であり、アドバイザーとして働きます。
高齢者や障害者がいるところなら、どこでも仕事が出来、そのような場所でどのようにすれば快適に暮らせるのかをアドバイスしていきます。
この仕事は高齢者の増加と共に需要の増えてきた仕事ですが、1999年に民間資格として出来たものであり、認知度は低いです。
仕事場としては、リフォーム会社でバリアフリーなどのリフォームの相談に乗ったり、福祉用具のどれを使えばよいかアドバイスなどをしていきます。
またアドバイスだけでなく、福祉に関する情報を提供することも仕事となり、どのような福祉施設があるか、住宅設備はどのようはものがあるか、助成金は何がありどれが使えるのか、などの情報も提供します。
仕事では主に住宅をどのようにすれば高齢者が快適に暮らせるか相談にのります。
たとえば、玄関の段差はどうすべきか、廊下には手すりを付けるべきか、寝室ではベッドや布団はどのようにすべきか、快適に浴槽で入浴できるようにするにはどうすべきか、などということを相談にのります。
この資格は取得すれば住宅に関することを学び得ることが出来ます。
リフォーム関係の知識も学びますので、自宅のリフォームに役立てたり、福祉関係以外にもその他の業種でも役立つ資格です。
資格取得方法
この資格は受験資格は特になく、介護関係の仕事が未経験の方でも、認定試験にさえ合格すれば資格を取得できます。
独学で学び受験する方法や、スクールに通い学ぶ方法、または通信講座を受けて学ぶ方法があります。
福祉住環境コーディネーターは2級と3級があり、1日に両方取得することも可能です。
試験は例年7月と11月にあり、試験では70%以上の正解で合格となります。
マークシートによる埋め立て式であり、記述問題や実技試験はないので、初心者の方でも取得しやすい資格となっています。
3級と2級の2つの資格がありますが、3級は基礎的な知識を学んでいき、2級は実務に活かす幅広い知識を学んでいきます。
もしも就職や転職で役立てるなら2級を取得した方がいいでしょう。
勉強はスクールに通うなら、6ヶ月ほどで受験までいけます。
しかし福祉住環境コーディネーターは、それほどこの資格のみでの求人は多くはないのが現状です。
転職サイトなどに数件あり、ハローワークをみても求人は数十件しかなく、緩やかに求人数は増えている傾向にありますが、建築関係で求人がある場合が多いです。
もしも資格取得を目指すなら、この資格のみで仕事をするのではなく、介護や建築関係の仕事の補助として、この資格を役立てた方が有意義に働けます。