介護業界で最も注目されている分野
介護業界は利用者である高齢者が年々急増していることもあり、年々ニーズも業界の裾野も広がってきています。
特に現在高齢者介護や看護で積極的に推進されているのは在宅で受けることができるというサービスで、費用や職員の負担が大きい通所型のサービスは縮小傾向にあります。
一概に介護サービスといってもそれを求める一人ひとりの状況や考え方は全く異なってきますので、例えばある人はできるだけ在宅で生活をし介護は最低限でよいということもあれば、別の人はしっかり24時間体制で見てくれる人がいる方がよいと思ったりします。
ホームヘルパーとしての仕事もそうした個人からのニーズを受ける形で行われており、実際にそれぞれのお宅を訪問して行う業務だけでなく、通所施設や一時利用施設といったところに訪問して現地の職員とともに業務を行う場合などさまざまです。
ですのでこれからホームヘルパーとして仕事をしたいと思うならば、まずは訪問介護を専門的に行う企業に就職もしくは派遣登録をし、その都度依頼を受けた施設に趣きそこで業務をしていくというのが便利な方法となります。
ここ近年増加傾向にあるのが「グループホーム」などの高齢者のシェアハウスで、普段は内部の高齢者同士が生活をしていくところを定期的にホームヘルパーが訪れて清掃や料理などをしていきます。
無資格でも登録ができます
ホームヘルパーの場合、入所施設での介護と比較して介護業務の比率が比較的低いということが特徴になります。
ニーズが高いとはいえ在宅での介護を希望することができる人というのは、自分自身である程度の生活を送ることができたり、世話をしてくれる家族が一緒に生活をしているということになるからです。
そのためホームヘルパーとしての仕事は食事や入浴などの介護よりもむしろ、室内の清掃やその日の食事の支度、その他洗濯物や買い物といったことが中心になってきます。
介護というと身体介助を思い浮かべることも多いですが、ホームヘルパーの場合は生活介助の割合も多いのです。
ホームヘルパーとしての仕事の中で最も重要といえるのが食事のケアです。
他の身の回りのことはなんとか本人や家族の力を借りて行うことができるという人であっても、年齢に合わせた食事の準備というのはなかなか難しかったりします。
そのためホームヘルパーとして人員を募集するときには、最低限料理のスキルがあるということが前提になっていたりします。
主婦のパートや登録社員が多いというのもそのあたりに理由があり、自分だけの生活ではついついインスタント食品や冷たいパンやおにぎりだけに頼ってしまいがちな高齢者に対し温かくて食べやすい食事をて影響していきます。