心理カウンセラーの求人状況

心理カウンセラー

介護士として働くときに役立つ資格

心理カウンセラーは民間資格として複数の団体から実施されているもので、介護や医療の現場での取得が勧められています。
心理カウンセラーに該当する資格として最も有名なものとして臨床心理士や、日本カウンセリングセンターが実施するカウンセラー資格が挙げられます。

他にも大手通信教育企業が実施しているものもあるので、それらいずれかを取得することにより現場での仕事に生かしていくことができます。

カウンセラー資格は会社で勤務をしている従業員のために行ったり、家庭や自分自身の心について悩む人たちの話を聞いたりするものですが介護の現場においてもその能力は大変重宝します。

というのも自分の体の自由がきかなくなってしまった高齢者というのは精神面で問題を抱えてしまっていることが多く、それが心身の健康に大きな影響を与えることになるからです。

心理カウンセラーを配置している介護事業所も増えてきており、介護職員として勤務をしている人に資格取得を勧める場合もあります。
これから介護の仕事をしていくときには心理カウンセラー関連資格があるとかなり有利になると言ってもよいでしょう。

傾聴ボランティアなど高齢者との会話が重視される

なぜ心理カウンセラーが介護の現場で求められるようになっているかというと、高齢者との会話は単なる暇つぶしではなくそれ自体が介護や治療の一貫になるからです。

傾聴ボランティアというものも広く実施されていますが、高齢者のもとに行って話を聞いてあげるということだけでも十分に意味のあることです。
プロの心理カウンセラーの仕事もその大半が相手の話を聞くということになりますので、資格の有無に関わらず常に聞き役になるという心構えはこれからの介護で不可欠です。

施設で勤務する心理カウンセラーの場合、入所している人の意見や考えを聞きそこからどういった介護にしていくかということを判断していくことにもなります。
ですので介護福祉士や社会福祉士(ソーシャルワーカー)の仕事をするときにも心理カウンセラーの資格があるととても便利です。

実際の現場からの求人では、専門の心理カウンセラーを雇用するというケースはあまりなく、介護職員として募集をするときに心理カウンセラーを持っている人を有利に扱うということが大半です。

もちろん専門の心理カウンセラーとして配置する事業所もありますが、その場合には施設内保健室などで何か困ったことがある人の相談を受け付けるといった役割になります。

介護の質を高めるためにもぜひ取得してもらいたい資格ですので、他の資格を取得するのに合わせて勉強をすることをおすすめします。
ボランティアとして心理カウンセラー資格者が介護施設を訪問するということもあります。

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