私立と公立の保育園
保育園でも自治体などが運営する公立と、企業が運営している私立があります。
これは運営母体が違うために、運営の方針も違っており、それにより業務などにも違いがあります。
それぞれにはメリットとデメリットがあり、運営方針の違いもありますが、同時に共通して同じものもあります。
それぞれの特徴
・公立の保育園
園長会と呼ばれる話し合いの場所があり、その会が活発に行われており、保育の理解を深めようと常に行われます。
障害児のいる保育園ならどのように保育していけば良いのか、などのことを話し合い検討します。
この会での会議を通じて、保育に関する問題などを一つずつじっくりと決めていきます。
中には研究してきた内容などについても発表されることもあります。
このような会議によって自らを高めていくことも可能です。
公立だと、どこの保育園も方針は似たような感じになっておりあまり違いはありません。
そのために、園長会などで外出し会議に出席したとしても、他の保育園との違いはあまり感じないでしょう
また公立の保育園なら、転職して移動してもあまり違いなく働けます。
・私立の保育園
私立では、スーパーバイザーという保育園を補佐する役割の人がいます。
保育園と運営企業を結ぶ役割があり、様々な問題を解決しますので、保育のフォローが受けられます。
また保育の状況を常に記録し確認しする環境などを整えている保育園もあり、バックアップが受けやすいです。
私立の保育園では、経営を行っているので、保育園ごとの方針もはっきりとしており、これは私立ならではの特徴でしょう。
保育園の状況を良くしようと常に考えたりと、保育に集中して業務が行えます。
保育士の指導を充実させたり、園内での研修を増やすようなことも積極的に行えます。
また公立に比べて、外出する機会が少なく、保育園の運営に集中できます。
共通部分
保育園は公立でも私立でも同じ部分はあります。
まず園長がそこのトップであり、常に園長が運営方針や保育方針を決めていくということです。
その決めた方針を働いている保育士の方に伝えることで、スムーズに運営が進むのです。
もしも園長の決断が優柔不断だと、運営が上手くいかなくなってしまいます。
もう一つ大切なことは、保育園に関わる全ての人が、安心して親が子供を預けられるような環境を作っていくことです。
これはどこの保育園でも行わなければいけないことです。
そのためには、園児がいやすい場所とするのみならず、働く保育士も働きやすい環境が求められます。
その他にも保育園としては、保育園内部のことばかりではなく、周りの地域住民との方とも円滑な関係を築いていくことが求められます。